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手術後の痛み

痛みを取り除くために手術を受け完治させたはずなのに術後に痛みが出始める。 実はこのようなケースで悩んでいる人が大勢います。

特に椎間板ヘルニアや脊柱官狭窄症などの術後に見られることが多く、その痛みは弱っている部分に出やすい特徴があります。術後の痛みは本当の原因が何なのかを把握する必要があるのです。

原因・症状

椎間板ヘルニアは激しい運動などにより椎間板が飛び出してしまい神経を圧迫する病気です。 初期の段階であれば手術以外の方法でも治療はできますが、症状が進行している場合には手術により飛び出た椎間板を除去する方法が効果的とされています。 つまり、痛みを起こしている原因物質を取り除く訳ですから、痛みが消えて当然なはずなのです。 しかし、手術を受けてなお痛みの症状を訴えるひとは少なくないのです。

原因として考えられるのは痛みの根本原因が取り除かれてないことです。 つまり、機能異常を起こしている原因が患部とは遠く離れた場所に起こっている場合があるということです。歯の噛み合わせなどはこのケースに当てはまります。 噛み合わせが悪くなると歯の周辺だけでなく顎の痛み、頭痛、首、肩の痛みなどが現れるのです。

単純に考えれば神経が体中に通っている以上、このようなことが起こっても不思議ではないといえます。痛みの症状を取り除きたいのなら、痛みを起こしている原物質が何なのか、さまざまな方向から検証する必要があるのです。

治療法・検査

手術後の痛みを治療するには、どのような原因で痛みが起きているのかを判断し、根本治療をするしか方法がありません。そのためには、どのような経緯があって痛みが起こったのかを今一度思い出し、些細なことでも伝えるようにしましょう。

また、先に触れたように患部周辺に原因があるとは限らないのです。 古傷や姿勢からの負担の可能性、かばっての負担などもありますので確認させてください。

骨折治療後の痛み

骨折はどの部分であってもしっかり治療を受ければ痛みの症状は改善されるのですが、中には治療後、数ヵ月後から数年たった後に骨折部位に痛みの症状を伴うことがあります。 このようなケースでは筋力の低下、神経損傷などさまざまな原因が考えられますが、多くの場合専門的なリハビリもしくは手技療法を受けることで症状を改善することが出来ます。

原因・症状

骨折経験がない人から見れば、骨が癒着しているのに痛みの症状が出ること自体信じられないかもしれません。しかし「古傷が痛む」という言葉があるように完治後に痛みの症状が残る、もしくは現れるケースは多々あるのです。 このように骨折治療からしばらくたって痛みの症状が現れる原因には、骨折時に神経も損傷していることや、ギブス固定により関節にずれが生じている、傷が体内に古傷として残っていることなどが挙げられます。体内の古傷も体表の傷のように、怪我をしたとき、治癒過程でその場所が膨れます。その後その膨れたものが徐々に小さくなりますが、しこりのような硬いものができます。これが、古傷となって血流を悪くしています。 それぞれ対応した治療をしっかり受ければ症状を改善することが出来ます。

骨折治療後に起こり得る主な症状は骨折部位の痛み、痺れなどがあげられます。 痛みの強さは人によって異なりますが、足を引きずらないと歩けない程の強い痛みを伴うケースもあるようです。

治療法・予防

骨折治療後の症状を改善するには原因を確定し、その原因にあった治療法を受けることが重要になります。 ギブス固定により関節がずれている、もしくは筋量が低下している場合は、関節の可動域を広げる訓練や、筋力トレーニングをすることで症状の改善が見込めます。また、古傷は手技療法でしこりを取っていくと良いでしょう。医療機関でリハビリを受けることも効果的な治療法になりますので進んで受診するようにしましょう。

外反母趾

症状

外反母趾とは、一言でいえば、「足の親指が外側(小指側)に曲がる」病気です。この親指の曲がりがひどくなると、足が痛くて歩けなくなり、足は変形して、普通の靴が履けなくなります。その上、痛くて無理な歩き方をしていると、脚が疲れやすく、膝や股関節まで痛みます。

外反母趾の症状が軽いうちは、きつい靴を履くのをやめると、痛みはやわらぎます。しかし、一度、外反母趾になると、ハイヒールやパンプスをやめて痛みが軽くなっても、親指の曲がりは、歩くだけで自然に進行するのです。ですから、痛みが軽くなったといって油断すると、年をとってから変形がひどくなり、痛みも再発してくることになります。

そして、外反母趾が進むと、親指以外の指も外側に曲がり、脱臼したり、くの字に曲がって固まってしまい(槌趾)、伸ばすことが困難な状態になったりします。

その上、足全体が扁平足や開張足になり、足の裏や小指の方まで痛みが広がってしまいます。最後には靴をはかなくても、痛くて歩けなくなります。こうなってからでは手術しか手がありません。それどころか、手遅れになってしまって手術をしてもなかなかよくなりません。

外反母趾の時期は、可逆期、拘縮期、進行期、終末期に分けられます。

(1)可逆期(代償期) 初めの内は、親指の外反が、手技療法をしたり、靴を脱げば、筋肉や関節包・靱帯などの伸縮力によって元に戻ります。

(2)拘縮期(非代償期) 長い間、外反母趾が続いていると、内側の関節包や靱帯が縮んでしまい、親指を外側に曲げる内転筋も短くなり、拘縮が起き、外転筋や手の指で、足の親指を正常な位置に戻そうとしても、元に戻らなくなります。

(3)進行期(悪期) さらに外反母趾が続くと、親指のつけねの関節が、内側に外れてしまいます。こうなると、足の指を曲げたり伸ばしたりする力が、親指を外側に曲げ、第一中足骨を内側に広げるように働くので、靴に押されなくても、歩こうとして、親指に力を入れるだけで、親指が外側に曲がってしまい、外反母趾が自然に進行します。

(4)終末期:親指が他の指に重なり、親指の関節が脱臼したような状態。 外反母趾が進行していくと、ついには、親指は人差し指の下にもぐり込み、親指のつけねの関節は脱臼します。こうなると、親指を踏み返すのが難しくなります。しかし、腱が親指を引っ張っても、脱臼したような状態なので、これ以上外側に曲がらなくなります。指のつけ根の靭帯が伸びたり、緩んでしまった上に、靴など履物によって締め付けられることで結果、親指が小指側に曲り変形した状態。足に合わない靴を履いている場合になりやすく、特にかかとの高い靴を長時間履いている場合になりやすいと言われています。幅の広すぎる靴を履くことにより足が前に滑り、つま先部分に足が入り込んで圧迫され、発症するケースもあります。 同じ要因によって外反母趾とは逆に足の小指が親指の方向に曲がってしまう症状は内反小趾と呼ばれます。

原因

外反母趾に対する注意が必要な人に共通するのは、「女性」、「遺伝」、「体質」、「環境」です。 その他にも、次のようなものがあげられます。

1.合わない靴(特にハイヒール) ハイヒールを履くと、足底にかかる体重は前足部(指)に集中します。その結果、足は横に広がります。 しかしハイヒールは先細りになっているため母趾の付け根は、くの字に曲げられ外反変形を生じます。

2.足の筋肉低下 現代では一日を靴で過ごす時間が長く、裸足で過ごす時間が減少してきました。 また、乗り物を利用する事が多く自分の足で歩く事も減少しています。 最近では赤ちゃんの時から靴を履くようになり、足の筋肉及び骨格形成に悪影響を与えています。 このようなことから、現代社会では足の筋肉は低下傾向にあり、アーチの無い扁平足や横幅の広い足が増えています。 これが外反母趾の原因の一つなっていると考えられます。

3.扁平足(横アーチ、縦アーチの崩れ) 足の裏には非常に重要な3つのアーチがあります。 •親指の付け根から踵を結ぶ内側の縦アーチ •小指の付け根から踵を結ぶ外側の縦アーチ •親指の付け根から小指の付け根を結ぶ横アーチ

この3つのアーチが立つ・歩く・走る等、体重を支えると同時に怪我を防止するスプリングの役目をしています。 健康な人の足はこの3つのアーチがきれいに形作られそれぞれの役割を果たしていますが、外反母趾の人の足はこの3つのアーチが崩れて横広の足になっています。 アーチの減少も足の指を握ったり、開いたり出来なくなる要因のひとつです。

4.外反扁平 扁平足にはもう一つ外反扁平足があります。 この扁平足は縦アーチの崩れによって起こり、立っている状態で足を真後ろから見たときに踵が外側に(くの字)に傾く状態を言います。 この外反扁平足も外反母趾の大きな原因です。

5.浮き指 立っているときや歩いている時に地面に足の指が接地せずに、足の指を浮かせ地面をしっかり掴めてない状態、この様な足は扁平足から外反母趾になりやすい足です。 足の指が浮き上がってないか確認しましょう。

6.開張足 足の甲の幅が広がった状態(横アーチの崩れ)を開張足と言います。 開張足は横アーチの崩れで指に力が入りにくい為に、靴の圧迫などで親指や小指が萎縮してしまいます。 この状態を曲がりと言い、外反母趾や内反小趾と呼んでいます。 つまり横アーチを崩すことで指を握る筋肉が低下し開張足になり、それが進行した結果が外反母趾の原因です。 私たちの足は、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの3つのアーチで構成されています。この3つのアーチがドームを作ることで体重をしっかり支えて地面からの衝撃を吸収しています。3つのアーチの中で、2つの縦アーチだけが崩れて、土踏まずが無い状態の足を扁平足と呼び、横アーチが崩れて、横幅が広がった状態の足を開張足と呼んでいます。

検査

外反母趾かどうかは、親指の曲がった角度、すなわち外反母趾角で決まります。外反母趾角は、第一中足骨と母趾基節骨がつくる角度です。

外反母趾角は5~8度が正常で、15度以上は外反母趾です。20度までは軽症、20~40度までは中等度、40度以上を重症の外反母趾としています。

自分でチェックするときは、足の内側のラインで、親指のつけねが曲がる角度を測ります。紙の上に立って体重をかけ、親指の出っぱりの前と後ろに定規を当て、2本の線を引き、その角度を分度器で測るとよいでしょう。

その他にも歩き方などの問題が考えられていて、次のような方は要注意です。 床の上を素足で歩くとペタペタと音がする。 歩行中に何もない所でつまずくことがよくある。 長距離でもないのに歩くとすぐ疲れる。歩くのが遅い。 靴底の外側の部分がよく擦り減る。 靴下の親指の先端だけがよく破れる。 片足で立つと5秒以上立っていられない。 足のすねの外側の部分が張って疲れやすい。 足の指で力強く「グー」の形をすると足がつる。

治療・予防

治療法には手術と手技療法や運動療法などがあります。細かくいうと、靴の指導、運動療法(タオルギャザーなど)、足底板療法(アーチサポート療法)親指と人差し指の間にガーゼを挟んで指の間を広くする方法などがあります。 症状が悪化すると激しい痛みを起こすため、歩行障害を起こすこともあります。 さらに症状が悪化すると手術による治療が必要になることもありますが、手術で外反母趾を治療しても、時間が経つにつれ再発する可能性が高くなるため治療後も歩行の仕方や靴の選び方などの注意が必要になります。 よって、初期の段階で治療することが重要になります

予防と改善

原因の一つが歩き方にあるところから、外反母趾の予防と改善にはまず、歩行の改善が必須です。 正しい歩き方は、かかとを地面に着けて足の指まで体重移動させ、指で地面を蹴ります。ヒールの高い靴などの靴では正しい歩行ができないため、自分の足に合う靴を履きましょう。

足に合う靴とは、キッチリピッタリしているのではなく、歩いたときにもっとも違和感なく自然に歩くことができるものです。靴の中である程度指を動かせる余裕が必要で、足の幅や長さだけではなく、甲の高さや土踏まずのアーチなども重要なポイント。なかでも爪先のかたちが重要です。その他にも、低めのヒール(3㎝程度のもの、5cmは超えない)のものや足の甲の革が軟らかく、親指の付け根に縫い目がないものなどがあります。革靴の場合は、あまりにも革が硬い靴を長時間はき続けると、疲れやすくなります。おろしたばかりの新しい靴は、短時間履いて少しずつ慣らしていきましょう。人間は朝より夕方のほうがむくんで足が大きくなっていますので、午後にあわせてきつく感じない靴を選ぶのが肝心です。

仕事などでやむを得ずつま先の細い靴を履く場合には、こまめに靴を脱ぐなど足の指を長時間同じ状態にしないような工夫が必要になります。

足底筋腱膜炎

足底筋腱膜炎は特に、骨棘と言われるものが踵の骨にでき、足の踵の骨やその内側に強い痛みの症状を起こす疾患が多いです。立ったり座ったりを繰り返す中高年に多く見られ、痛みの現れ方にも大きな特徴があります。

症状が進行すると靭帯や軟骨が骨化する「骨棘」が生じるため、早期発見・早期治療が重要になる疾患ともいえます。

原因・症状

足底筋腱膜炎を発症する原因は筋肉疲労と打撲が主なものと言われています。 足裏の足底筋腱には足底腱膜、母趾外転筋、短趾屈筋、足底方形筋などの筋肉が付着しています。 立つ座わるという動作をすると、これら筋肉が強く引っ張られその強い牽引力が足底筋腱に一挙に加わります。これが繰り返されることで筋肉疲労を起こし炎症化してしまうのです。

もうひとつの原因は足の骨の形状にあります。踵骨は内側が出っ張っているため、地面とぶつかりやすいのです。これが繰り返されることで打撲のような状態になり炎症が起こってしまうのです。

足底筋腱膜炎を発症すると鋭い痛みが足の踵や踵の内側に起こります。 症状が悪化し骨棘が形成されると痛みが更に増すため、人のよっては歩くことさえ困難になることもあります。

治療法・予防

治療は強い痛みを緩和することから始めます。運動を中止し炎症が治まるのを待ちます。 また、足底板で衝撃を和らげる方法や、電気療法(低周波、干渉波)や、手技療法で足底筋の硬さをとることなども痛みに対し有効とされています。

足底筋腱膜炎を予防するには足指周辺の筋力強化が有効ですので、足の指でタオルを手繰り寄せるトレーニング(タオルギャザー)をするといいでしょう。

偏平足による痛み

偏平足は別名「フラットフィット」とも言われており、簡単にいえば土踏まずが平坦になっている状態を表しています。偏平足による痛みとは足裏のアーチが失われることで靭帯などに炎症を起こし、足の底やくるぶしの後ろ側に痛みがでる疾患です。

偏平足が進むとX脚になったり、他の関節にも影響を及ぼすため注意が必要な疾患といえます。

原因・症状

人間の足裏には「土踏まず」といわれる横のアーチがありますが、筋力や靭帯が弱いとこのアーチの角度が少なくなってしまうことがあります。このアーチが少ない状態を「偏平足」といい、アーチの角度が下がるほど多くの症状を起こします。

偏平足になると足裏にかかる衝撃を吸収できなくなるため、足裏は勿論ですが足全体の靭帯、腱に障害を起す危険性があります。また、土踏まずが底に付きやすくなるため足全体が内側に傾くようになるため、X脚になってしまうケースも少なくないのです。

偏平足による痛みの症状は足の底や足の内くるぶしのやや後ろ側に生じます。 痛みの程度は人により異なりますが、偏平足を進行させてしまうと痛みが強くなり、歩行に支障が出ることもあります。 また、偏平足になると足裏にかかる衝撃が他の靭帯に影響するため、足首や脛などに痛みの症状を起こすこともあります。

治療法・予防

偏平足からくる痛みを治すには、炎症が治まるまでは運動を止め、安静にするようにしましょう。

また、偏平足を治さないと根本治療にはならないため、足裏のアーチを中敷によって作るアーチサポートを使用すると偏平足の矯正が行えます。 筋量も影響しているため、足首・足裏周辺の筋力強化や靭帯を伸ばすストレッチも偏平足予防に効果的といえます。

第五中足骨骨折・下駄骨折(基底部)・ジョーンズ骨折(骨幹端部)

第五中足骨骨折は主に2つの骨折が有名です。 一つは中足骨の中で一番多い下駄骨折(第五中足骨基底部骨折) もう一つが治りの悪いジョーンズ骨折(第五中足骨骨幹端部骨折)といいます。

下駄骨折は、主に足首を捻ったりした際に、足の小指の根元にある第五中足骨を筋肉で引っ張られて骨折する疾患です。細かい部位はジョーンズ骨折の部位より足首に近いところに骨折の部位があります。 骨折しても歩けるケースが多く、また足首を捻って骨折するので、人によっては捻挫と間違えてしますこともあります。足首の外側のやや前方に強い痛みと腫れと足全体にアザ(内出血)を生じます。

ジョーンズ骨折は、サッカーやラグビーなどする人によくみられ、カットプレーやステップターンなどで足の外側に体重がかかり、それを繰り返すことによって、第5中足骨基部にストレスがかかり、折れてしまうと考えられています。つまり、疲労骨折ということです。ただ、つま先立ちの姿勢で足をひねった時になることなどもあります。細かい部位は下駄骨折よりも指側に骨折の部位があります。

原因・症状

下駄骨折の原因 第五中足骨とは足の小指の根元と足の甲の骨をつないでいる部分をいいます。 非常に骨折しやすく、さらに捻挫と同じ形で骨折することが多い特徴があります。昔は下駄をはいている人がなりやすかったので下駄骨折といい、現代ではハイヒールだったり、厚底サンダルで足首をひねった時になりやすいです。

ジョーンズ骨折の原因 足を動かす際、筋肉の働きにより第五中足骨には3方向からのストレスがかかっています。 最も足の外側にあるために地面からの力を直接受けやすいという条件下にあり、カット動作などを行う時、アーチがたわみ、ストレスがさらにかかり、針金が何度も曲げられると折れてしまうように、骨が疲労骨折してしまいます。 ちなみに、偏平足の人やアキレス腱の硬い人などがジョーンズ骨折を生じやすいといわれていますが、擦り減ったシューズを長年使用していたり、床が硬いところでプレーを続けることでも生じます。 疲労骨折は症状が急激に現れるのではなく、少しずつ痛みが慢性化していき、発生当初はレントゲンにも映らないため、痛みがあるままスポーツを続ける人も多くなってしまいます。 痛みがあるままプレーをすることで、疲労骨折が完全骨折になってしまうこともあるので、痛みが続く場合は原因となるスポーツをしばらく休むことが必要です。 また、疲労骨折の場合は癒合に時間がかかる上、ジョーンズ骨折が生じる部分は血行が他の部分に比べて少ないので、骨が癒合しにくいため、治りにくくなります。

症状は 下駄骨折は、足首の外側のやや前方に強い痛みと腫れがでます。

ジョーンズ骨折は、足の甲(外側)が激しい痛みではなくジンジン、ヒリヒリするような痛みが、急激にでることもありますが、大体は徐々に痛みがでます。

検査・治療法

検査は、 下駄骨折・ジョーンズ骨折共に、第5中足骨(小指側)の根元に明らかな圧痛を認め、内反ストレス(内返し)を加えると激痛を生じます。 治療は 下駄骨折は、骨折部のずれが少ないか軽い骨折であるため、実際に手術の対象となる場合はまれです。ずれがなく痛みやはれが少ない場合は、湿布と包帯だけを使用することもあります。厳重に固定をしなくても、骨折部の骨膜や靭帯の連続性が保たれているため、骨折部のずれが大きくなることはほとんどありません。 骨折の状態によっては、ギプスや固定装具で経過観察します。ギプス装着の期間は1~4週間と状態によって異なり、固定装具やギプスをしない場合の注意事項は、痛みの出る動作を極力しないことです。 一般的には、痛みがほぼなくなるには約1カ月、はれがなくなるには2~3カ月を要します。 ずれが著明なケースでは、手術を検討します。

ジョーンズ骨折は、骨癒合が悪い部分であるため、固定などを行っても治りにくい場合には、手術を行うことがあります。 骨癒合や症状の状況に応じて、ストレッチング、筋力増強訓練なども行われます。 治療後にサッカーやラグビーなどのスポーツを続ける人には、外側縦アーチを守るため、足底板をシューズに入れることを勧めることもあります。アーチを支える構造になっている足底板は、外側縦アーチにかかるストレスを小さくすることができます。

外脛骨障害

外脛骨障害はセーバー病、オスグット病と同じく成長期の子供多い疾患で、足の内側の骨が出っ張り始め、炎症を起こすと痛みの症状が出始めます。 基本的に治療の必要はなく、痛みが引くまで運動を控えることで症状は治まりますが、症状を悪化させてしまうと外脛骨を摘出する手術療法が必要になることもあるため注意が必要です。

原因・症状

外脛骨は内くるぶしの下側にある丸く小さな骨をいいます。 外脛骨は全ての人に存在しているわけでありません。小学生から中学校のいわゆる思春期を迎えた子供の約15%に形成される骨です。外脛骨があるからといって必ずしも痛みの症状が出るわけではなく、大半のケースは無症状なのです。

しかし、10代の時期に激しいスポーツを繰り返し、過度な負担をかけてしまったり、その部分もしくは周辺に外傷を負うことで炎症を起こし、結果として痛みが現れることがあります。

ただし、痛みの症状は生涯続くわけではなく、骨の成長が止まる17~19歳になると突如として消えてしまいます。スポーツで受ける衝撃が原因にも関わらず、成長期の子供しか現れない珍しい疾患なのです。

治療法・予防

痛みの原因が外脛骨によるものなのかを確認するはエックス線検査やMRI検査が有効です。外脛骨障害の治療は 炎症が治まるまで運動を中止し安静に保つことで痛みの緩和をさせます。これは、はっきりとは言えませんが、痛みを早く取るのに筋肉からの問題が関与しているようであれば、手技療法などで緩和することも考えられます。 ただし、長期間痛みが消えず運動に支障が出ているケースでは、治療期間を短くする目的で外脛骨を手術で摘出する場合があります。

外脛骨による痛みの症状を予防するには、足にあったシューズ選びや、土踏まずをしっかりサポートできる中敷き(インソール)、運動後のアイシング、ストレッチなどが効果的です。

セーバー病

セーバー病は別名「踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)」とも言われ、かかとに痛みなどの症状を起こす疾患です。

主に10歳前後の男の子に多く見られる疾患で、痛みはジャンプの着地時に強くなります。 炎症が原因となりセーバー病を起こしていることがほとんどですが、中には軟骨が骨折していることもあるため注意が必要です。

原因・症状

セーバー病はオスグット病などと同じく、成長期の子供に多い疾患です。 これは発育途中の骨に強い力が繰り返し加わることで炎症を起こし、これが痛みを起こす原因になります。つまり運動のしすぎ、オーバーユースが原因です。 具体的には縄跳びやバスケットボールなどが痛みの原因になりますので注意しましょう。

人がジャンプするとアキレス腱が強くひっぱられ、着地時には踵の軟骨に大きな衝撃が加わります。 成長途中の子供骨は衝撃に弱いため、この動作によって炎症や軟骨の骨折を起こしてしまうのです。

症状としてはアキレス腱周辺の強い痛みです。 痛みは運動時に強くなりますが、セーバー病では安静時にも痛みがありあます。 また、骨中の血管が切れてしまい、血流障害が起こると踵骨が壊死することもありますので、必ず治療を受けるようにしましょう。

検査法・治療法

セーバー病は原因が炎症の場合と軟骨の骨折の場合があるため、まずはエックス線検査をして確認します。 治療では運動を中止し、炎症が治まるのを待ち、アキレス腱周囲の筋を手技療法や電気療法(干渉波・低周波)で緩めて負担を少なくします。歩き方を工夫して踵にかかる負担を軽減することや、踵のクッションが優れたシューズに履き変えることも有効な治療法になります。痛みが強い場合には松葉杖を使って負担を避けるのもいいでしょう。

セーバー病やオスグット病は成長痛として安易に捉われがちですが、症状が進行すると骨が壊死することもある大変怖い病気なのです。 また、症状を放置することはスポーツに打ち込む子供の貴重な時間を無駄にすることになるため、痛みの症状が現れたら必ず治療を受けるようにしましょう。

下伸筋支帯の炎症

下伸筋支帯の炎症とは、足首を囲むように存在している下伸筋支帯に炎症を起こし痛みの症状が現れる疾患です。痛みは足首を動かすと強くなり、足首の前面に痛みの症状が起こります。 サッカー選手や車の運転が好きな人、タクシーのドライバーなど足首をよく使う人に多く見られる疾患です。

原因・症状

下伸筋支帯は筋膜が変性してできた腱で、ちょうど足首を回り込むようにして存在しています。 トンネルのような形状により足の背を通る4つの筋肉を足根骨に押しつける役割があります。

他の筋肉を押さえ込んでいるため筋肉が動くと下伸筋支帯と擦れ合い、運動によりこの摩擦が激しくなると炎症を起してしまうのです。これが痛みの原因になります。 アクセル、ブレーキを使うなど日常的に足首を動かすドライバーや、サッカー選手など足首をよく動かす運動で起こりやすい疾患です。

下伸筋支帯を発症すると足首の前面に痛みと腫れの症状を起こします。 痛みは足首を動かすことで強くなる特徴があります。そこまで強い痛みではないので我慢しがちになりますが、治療をしないと炎症が悪化し痛みが増していきます。

治療法・予防

下伸筋支帯の炎症を治療は、炎症が進んでいると激痛を伴いますので、患部のアイシングや湿布を用いることで痛みの緩和をはかります。

また、足首を動かすことで下伸筋支帯に炎症が起こるため、テーピングやサポーターで足首を固定するのも有効な方法になります。同時進行で周囲筋を手技療法や電気療法(干渉波・低周波)で弛緩させておくと良いです。痛みが引くまでは激しい運動は控え、安静にするようにしましょう。

三角靭帯損傷・足首の外反捻挫

三角靭帯損傷は、足首を外側に捻った際に、三角靭帯を損傷してしまう疾患です。一般的には三角靭帯損傷とはいわず、簡単に足の捻挫と言われています。

痛みの症状を伴いますが、その強さは靭帯の損傷度合いにより異なります。 また、他の靭帯を一緒に損傷することもあり、そのまま放置すると靭帯がゆるんだ状態でくっついてしまうため必ず治療を受けるようにしましょう。

原因・症状

三角靭帯は内くるぶしにある靭帯(内側(側副)靭帯)をいい、後脛距靭帯、脛踵靭帯、脛舟靭帯、前脛距靭帯から構成されています。この靭帯に損傷をきたすことを三角靭帯損傷といい、一般的には足首の捻挫と言われています。 また、三角靭帯を損傷すると同時に、外側靭帯を損傷したり脛骨果部に骨折を起こすこともあります。

靭帯損傷は程度によりⅠ、Ⅱ、Ⅲと分類され、Ⅰは痛みも少ない微小断裂、Ⅱは痛みも増ししっかりした治療が必要になる部分断裂、そしてⅢは手術による靭帯再建が必要な完全断裂となります。 完全断裂を起こすと治療が大変になるうえに、歩くことが困難なほど強い痛みを生じます。

治療法・予防

三角靭帯の損傷で痛みが起こっているかと思いきや、痛みが非常に強く中々引かないこともあります。このケースでは骨折も疑われるため、念のためエックス線検査を受けるようにしましょう。 また、どの程度、靭帯を損傷しているのかも重要になりますので、損傷程度の確認も行っておきましょう。

靭帯損傷の治療ではアイシングが基本になります。その後はしっかり包帯などで固定をし、靭帯が回復するのを待ちます。この際、しっかり固定しないとゆるんだ状態で靭帯がくっつき、不安定な状態になりますので注意してください。同時に手技療法、電気療法(干渉波・低周波)もしておくと、復帰が早くなります。痛みが強い場合には湿布などを用いるといいでしょう。