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メニエール病

メニエール病は内耳の病気でめまいや難聴、耳鳴りなどの症状を起こす病気です。 一般的には三半規管に関係する症状だけで済むのですが、中には首などに痛みの症状を起こすケースもあります。

メニエール病は難病に指定されている病気で、完治が難しい病気です。 しかし、早期発見・早期治療であれば完治する可能性が高まりますので初期症状を見逃さないようにしましょう。

原因・症状

メニエール病は鼓膜より奥の内耳部分を満たしているリンパ液が過剰になり「内リンパ水腫」が形成されることが発症原因と言われています。 内耳に内リンパ水腫ができると内耳の内圧が上がりめまいや耳鳴りなどの障害を起すのです。 しかし、この内リンパ水腫が何故形成される根本的な原因については未だ解明されていません。

ただし、メニエール病はストレスが深く関係しているといわれています。また、類似した病気が多いことから診断が難しい病気としても知られており、突発性難聴、聴神経腫瘍、前庭神経炎、遅発性内リンパ水腫、高血圧や自律神経失調症の人がメニエール病と診断されるケースもあります。

このメニエール病で首などに痛みが出ることについても確かなことは解明されておらず、全く別の病気が起因となっている、もしくは神経を圧迫することで痛みが起こっているなどさまざまな説があります。

治療法

メニエール病の治療では薬物療法が基本になります。 使われる薬剤はめまいを軽減する抗めまい薬、内リンパ水腫を軽減する薬になります。こちらは病院で診断と薬を出してもらってください。 なお、難聴の進行は薬で防げないことがあり、めまいが頻繁に起こる場合や症状の進行が早い時には手術が行われることもあります。 メニエール病の診断をされても頸部周りを手技療法でほぐすことにより緩解されることがあります。

顎関節の痛み・原因不明の歯痛

かみ合わせの不良などにより顎の関節に痛みを伴ったり、歯痛を起こすことがあります。 はっきりとした原因は未だ解明されていませんが、歯のかみ合わせの異常が徐々に広がり神経を刺激することで症状が起こると考えられています。

たかが顎の痛み、歯痛と思われるかもしれませんが、これらの神経は脳に近い場所にあるため、少しの痛みでも辛く感じてしまうのです。

原因・症状

(1)日本では噛み合せに異常があると全身のさまざまな疾患を起こすと以前より考えられてきました。 これは歯の噛み合わせの異常が顎関節に移行し、さらに頚椎に移るため、結果とした全身に広がっていくという考え方です。つまり噛み合わせを解消すれば全身症状が改善されるという理論です。 この意見には現在でも賛否両論があります。 (2)ストレスにより、ストレス解消のために歯ぎしりを就寝時や、普段していることも考えられます。

(1)(2)共に、5キロ以上もある人間の頭を頚椎と左右の奥歯2本の合計3ヶ所で支えており、もしどちらかの奥歯がなければバランスが悪くなり咀嚼に関係した筋肉が疲労を起こします。 よって、顎の筋肉や歯茎などに痛みの症状がでるのです。

治療法

顎関節の痛みや虫歯以外の歯痛を起こしている場合には、噛み合わせを矯正することで改善することがあります。この治療ではマウスプレート、マウスピース(正しくはマウスガードといいます)を用いた矯正が効果的です。それ以外にも頸部のバランスをとるような手技療法などで変化が見られます。放っておくと顎関節症になることもあり得ますので早めの対策が必要です。顎関節症になっても治療はできますが、時間がかかります。

ムチウチ

交通事故や転倒などによって起きる首の痛みで、追突事故によって首がムチのようしなって、首の筋肉が損傷してしまった状態をムチウチ(頚椎捻挫)と呼んでいます。 首や肩、腕などに異常な感覚やしびれを起こすこともあります。 また、痛みか発生する時期としては、事故直後よりも数週間後に発生する場合が多く見られます。

症状

ムチウチの症状で一番多いのは、首の痛み・めまい・肩こり・全身倦怠・頭痛・吐き気などがあります。 しかし、中には重篤な場合もあり、首の部分ばかりではなく、脊髄の損傷も見られることがあります。 脊髄が損傷を受けると、首の痛みのみならず、手指のしびれや痛み、力が入らないといった症状も現れます。

さらに、首の部分にある交感神経が損傷を受けると、耳鳴りや目のかすみなどが現れたり、自律神経が関係する集中力の低下などの症状が出ることもあります。

検査方法・治療法

神経障害を伴っているムチウチに有効な検査方法として、スパーリングテストという検査方法があります。その他には、脊髄が損傷を受けている場合には、MRIによる検査も用いられることがあります。(MRIは病院にてお願いいたします。)

ムチウチでの治療方法は手技療法(トリガーポイント療法・構造医学療法)・電気療法(低周波・干渉波・ライズトロン)です。特に牽引で変化ない方や、逆に悪化されることが多いことを今までも見ています。伝えていただければ、こちらで対応致します。 その他は首にカラーを装着し、安静を保つ治療法や湿布などの方法があります。

首のコリと頭痛

首の痛みの原因には、神経や腫瘍、また、頚椎が関係する首のこりなどが考えられます。 首のこりとそれに伴う頭痛には、大きく分けて3種類の頭痛があります。 ここではそれぞれの特徴と症状などをみていきましょう。

原因

首のこりが原因の頭痛の場合、同じ姿勢で長時間パソコンの操作などを行うことによって起こります。 この首のこりがひどくなると、頭痛はおろか吐き気をもよおすこともあります。

まず1つ目は緊張型頭痛についてですが、この緊張型頭痛は上半身が前かがみになっている時間が多い時に起こります。首から肩、背中にかけてある僧帽筋という大きな筋肉があり、また、脊柱起立筋という筋肉によって同じ姿勢で作業ができるのです。同じ姿勢を続けているとこの2つの筋肉が炎症を起こし、その結果頭痛につながります。 痛みの特徴としては、鈍重なもので、後頭部や側頭部、目の後ろ側に痛みがでることもあります。

2つ目の頭痛は、血管型頭痛(いわゆる偏頭痛)です。この頭痛は脳の血管が細い場合があり、何らかの理由で血管が拡張し、急激に血流が多くなると起こる頭痛です。

そして、3つ目の頭痛は深刻なもので、脳腫瘍や脳梗塞などの予兆となりうるものです。例えば、ハンマーで殴られたような激烈な痛み、ろれつが回らない、右または左半身に麻痺があるなど場合、早急に脳神経外科を受診してください。

治療法

緊張型頭痛の治療法にはいくつかの種類があります。 電気療法(干渉波・低周波・ライズトロン等)、テーピング、手技療法(トリガーポイント療法等)があります。これは緊張性頭痛の痛みが激しい時に有効な治療法です。

また、血管型頭痛(偏頭痛)には、交感神経(興奮しているときの自律神経)が高ぶっている状態が考えられますので、交感神経を抑え、副交感神経(リラックスしているときの自律神経)を優位にする手技療法(クラニアル療法等)と薬物療法(こちらはご相談ください)が有効です。

この緊張型頭痛と偏頭痛の両方がある混合型頭痛もあります。こちらも、手技療法で対応できます。

予防法

同じ姿勢で作業を続けている、ということは筋肉にとってみれば、非常に負荷の高いことなのです。 従って、最低でも1時間に1回程度の軽い体操やストレッチなどを行うようにしてください。 そうすることにより、筋肉に余計な負荷をかけないようにすることができ、首のこりや緊張型頭痛の予防になります。さらに、普段から姿勢を正すこと、ストレスを溜めないことも重要です。

頚肩腕症候群(キーパンチャー病)

首・肩・腕にかけて、コリや痛みしびれなどが現れる病気を総称して頸肩腕症候群と呼んでいます。 以前は四十肩や五十肩なども頸肩腕症候群と診断されていましたが、現在の医学では変形頚椎症や頚椎椎間板ヘルニア、四十肩などとは分けられて診断されています。

原因と症状

原因としては、1日じゅうパソコンなどに向かって作業をする環境下において起こります。つまり、上肢のみの運動しかなく、同じ姿勢で長時間作業をする場合です。 はじめは肩のコリなどが主な症状で、徐々に首から肩や腕さらに背部などにしびれなどの異常感覚が現れます。 さらに症状が進むと次第に腕が動かしづらくなり、指が変形してしまいます。 また、特に男性より女性のほうが発症しやすいと言われています。

検査

病院における検査の結果異常が認められない場合、頸肩腕症候群と診断されます。 頸肩腕症候群には頭部に力を加えて状態を見るスパーリングテストという有効な検査方法があります。

治療法

頸肩腕症候群に有効な治療法としてはいくつかありますのでここでご紹介します。 重要なことは、首の筋肉をやわらげる事が必要で、手技療法(トリガーポイント療法等)や、電気療法(低周波・干渉波・ライズトロン等)、湿布などがあります。ご自身ですることは普段の原因となるパソコン操作などの作業環境の見直しが必要です。

寝違え

朝起きた時など、ちょっと首を動かした時に痛みが走ることがあります。 よく言われる「寝違えた」という状態ですが、これは年齢などに関係なく起きる症状で、 ひどい場合にはしびれが伴う場合もあります。

原因

寝違えの原因は、寝ている間のみではなく、長時間にわたり頭部が不自然な姿勢で置かれてしまった時に、 首から肩にかけてある肩甲拳筋と呼ばれる筋肉や、首から背中にかけてある僧帽筋に負担がかかることが原因です。

治療法

自然に治ることもありますが、しびれを伴うなどの激しい症状などの場合には、治療をおすすめします。 治療法として代表的なものを下記にご紹介します。

治療に入る前にまず首の圧迫試験を行う必要があります。これは、寝違えた症状のみではなく、頸椎間板ヘルニアなどを併発している場合も考えられるからです。 具体的な治療としては、手技療法(トリガーポイント療法・PNF療法)・電気療法(干渉波・低周波・ライズトロン等)による治療などがあります。

症状が軽い場合には、ご自身でできる治療法として、ストレッチがあります。 方法は痛くない方向へ首を3~4秒ほど曲げ、すっと力を抜きます。 この時曲げる方向の頬に手を当て、抵抗を加えるのがポイントです。これを5~6回ほど続けると痛みがやわらぎます。

予防法

寝違えを予防する良い方法があります。 まず、就寝時ですが、うつ伏せ寝をしないことが大切です。うつ伏せに寝ることによって首が左右どちらかに曲げられた状態になります。この時首に負担がかかってしまいます。 うつ伏せ寝を解消するために効果的な方法は、抱きまくらを利用することです。 この時左右どちらかに向いて眠ることになるので、体の一部、特に首に体重が集中することがなくなり、寝違えを防止する効果があります。 仰向けで寝られていても痛いときは枕の高さが合わない可能性があります。その時は高い枕を買わなくてもタオルで代用するという方法もあります。