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ショパール関節捻挫・リスフラン関節捻挫

ショパール関節捻挫、リスフラン関節捻挫は足の甲にある小さな関節内で靭帯の損傷が起こり、足の甲に痛みの症状を起こす疾患です。

断裂の程度によりますが、基本的にはリハビリをしっかり行わないと痛みが治まることはありません。 重症化すると他の靭帯にも損傷が起こる合併が起こりますので注意しましょう。

原因・症状

ショパール関節、リスフラン関節はいずれも足にある小さな関節で、中央部にあるのがリスフラン関節、後方部にあるのがショパール関節になります。(ちなみに学生時代に「内のものを外にショリ」って覚えたのを思い出しました)

階段の昇り降りやジャンプの着地などの際に足を捻ったり、つま先立ちの状態で上から負荷がかかってしまうとこの関節をつなげている靭帯が部分断裂を起こすことがあります。 これがショパール関節捻挫・リスフラン関節捻挫を起こす原因です。

現れる症状は足の甲の痛みです。この痛みは歩行や運動時に起こり、安静にしていると治まります。治療をせず放置すると衝撃を吸収する土踏まずが機能しなくなります。 吸収しきれない衝撃は外側靭帯にかかり始め、最終的に外側靭帯も損傷することになります。

治療法

捻挫だからと甘く見てはいけません。捻挫とは靭帯が部分的に断裂している状態のため、放置することで断裂が広がり、最悪の場合、治療に手術が必要になることもあります。 悪化させないためにも必ず治療を受けるようにしましょう。

関節捻挫の治療では患部を冷やし、負荷がかからないように包帯や、サポーターなどで固定をします。 靭帯がくっつくまで運動は控えめにしましょう。 同時進行で、電気療法(干渉波・低周波)や手技療法などを受けると血行が促進され回復を早めることができます。