頚肩腕症候群(キーパンチャー病)

首・肩・腕にかけて、コリや痛みしびれなどが現れる病気を総称して頸肩腕症候群と呼んでいます。 以前は四十肩や五十肩なども頸肩腕症候群と診断されていましたが、現在の医学では変形頚椎症や頚椎椎間板ヘルニア、四十肩などとは分けられて診断されています。

原因と症状

原因としては、1日じゅうパソコンなどに向かって作業をする環境下において起こります。つまり、上肢のみの運動しかなく、同じ姿勢で長時間作業をする場合です。 はじめは肩のコリなどが主な症状で、徐々に首から肩や腕さらに背部などにしびれなどの異常感覚が現れます。 さらに症状が進むと次第に腕が動かしづらくなり、指が変形してしまいます。 また、特に男性より女性のほうが発症しやすいと言われています。

検査

病院における検査の結果異常が認められない場合、頸肩腕症候群と診断されます。 頸肩腕症候群には頭部に力を加えて状態を見るスパーリングテストという有効な検査方法があります。

治療法

頸肩腕症候群に有効な治療法としてはいくつかありますのでここでご紹介します。 重要なことは、首の筋肉をやわらげる事が必要で、手技療法(トリガーポイント療法等)や、電気療法(低周波・干渉波・ライズトロン等)、湿布などがあります。ご自身ですることは普段の原因となるパソコン操作などの作業環境の見直しが必要です。