痛みの症状を持つ疾患の中で最も多いのが腰痛だと言われています。 その数は全国で3000万人にものぼるとされております。筋・筋膜性腰痛も腰痛の一種ですが、ヘルニアや腰椎に異常がない場合に付けられる総合的な疾患名です。
年齢・性別を問わず発症し、長時間立ちっ放しの仕事をしている、姿勢が悪い、運動不足、肥満などが間接的な原因とされています。
原因・症状
筋・筋膜性腰痛を起す原因は多岐に渡ります。ただし、大きく分類すると姿勢からくる腰痛、内科的腰痛、仙腸関節の機能異常からくる腰痛に分けられます。
姿勢からくる腰痛では長時間同じ姿勢であることが原因とされています。 同じ姿勢を続けることで腰の筋肉は疲労を起し、更に異常収縮を起こします。 この異常収縮が伸びるときに骨に付着している部分が引っ張られ炎症を起して痛みを感じるようになります。
内科的腰痛はすい臓がんや肝臓がんなど内科的な要因があり腰痛を起すもので、この場どのような姿勢であっても痛みが続く特徴があります。 仙腸関節に異常によりまわりの関節に影響を起し腰痛を起している場合もあります。 このケースでは慢性的な痛みが続く人もいれば、一旦よくなり、また再発する人もいるなど痛みの出方は人それぞれです。
症状は腰の痛みですが、痛みの出方はそれぞれで、長時間立っている・歩くと痛みが出る、重いものを持ったときに出る、慢性的に痛みがあるなど生活習慣に左右される特徴があります。
検査法・治療法
治療には筋肉、内科的要因、仙腸関節など痛みを起している原因が何であるかを調べる必要があります
治療は姿勢からくる腰痛であれば、手技療法や電気療法などで痛みを消失させてから、生活習慣の見直し、姿勢の矯正、筋力アップ、ストレッチなどを行っていきます。痛みの強い人にはコルセットを使う場合もあります。 仙腸関節の異常が原因でも手技療法で矯正などを行っていきます。内科的要因の場合には、抱えている病気を治すことで腰痛が解消されます。