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足関節外側靭帯損傷・足首の内反捻挫

足関節外側靭帯損傷は足首を内側に捻ってしまうことで関節内の靭帯を損傷する疾患です。 くるぶしに腫れや痛み、内出血などの症状を伴います。症状が強いものは骨折より厄介で治癒まで時間がかかるものもあります。

バレーボールやバスケットボール、サッカーなどのスポーツで多く見られるもので、スポーツにおいて最も頻度の高い障害といえます。治療をせず放置すると靭帯の損傷がひろがり、靭帯をつなげる手術が必要になることもあります。

原因・症状

足関節外側靭帯損傷はジャンプの着地時やつまずいた際に足を内側に捻ってしまうことで起こります。

なお、靭帯損傷は一般的には捻挫といわれていますので、簡単にいえば足首の捻挫を起こした状態です。多くの場合、足首を内側に捻るため引っ張られた外側の靭帯を損傷します。 足関節の捻挫7~8割がこのケースに含まれます。理由としては、足首周りの骨の形状が外側にある骨のほうが内側にある骨より長いため、内側に足首がいき易いからです。靭帯の損傷は、微小断裂はⅠ、部分断裂ならⅡ、完全断裂はⅢと程度によって分けら、それぞれ症状や治療方も異なります。

足関節外側靭帯損傷を起こすと足首に痛みと腫れを伴い、靭帯の断裂が大きいと内出血を起こすこともあります。さらに骨と骨をつないでいる靭帯を損傷しているため、関節が不安定になります。

治療法・予防

痛みの症状が靭帯の損傷が原因で起きているのかを確認するには、足首を前後左右に動かしどの程度痛みが起こるかを見る方法が効果的です。 この際、関節の安定を確認することで断裂がどれほどかを予測することもできます。

治療には患部のアイシングやテーピング・包帯・サポーターなどで固定が大切になります。 症状を悪化させないためにも痛みが引くまでは運動を控えめにし、できるだけ安静にするようにしましょう。 同時進行で手技療法や電気療法(干渉波・低周波)を使うと血行が促進されるため、通常より回復を早める効果が期待できます。