三角筋の痛み

三角筋とは二の腕の上の部分で、肩の関節を覆うような形の筋肉です。 この三角筋の炎症を起こしやすいのは、スポーツ選手ばかりではなく、歯科医師、美容師など常に腕を上げて仕事をしている方に多く見られます。

三角筋を痛める原因としては、先に挙げた職業的な原因や、野球やバスケットボールなどのスポーツによる過酷な条件下での使用による場合がほとんどです。

症状

腕を前に上げたり、横に上げたりするときに痛みが走ります。この三角筋を痛めてしまうと、かばうため、腕ばかりではなく、首や肘などの動きにも制限が加わり、動かすたびに痛むようになります。

三角筋は腕を上に上げるための筋肉とも言えるでしょう。 その機能は重要で、重い腕全体を上に上げることにより、実際の腕の重さに加えて、約4倍の重力がかかると言われ、それを支えているのが三角筋なのです。 特に、三角筋の下の部分、腕に付いている筋肉の炎症が一番多い症状です。

治療法

治療法としては、電気療法(干渉波、低周波)があり、痛めた筋肉に有効な周波数を用いて治療します。 その他、テーピングによって痛めた三角筋をフォローして負荷を軽くします。 また、一番有効と言われている、手技療法もあります。

予防法

予防法として有効な方法としては、ストレッチがあります。 具体的な方法は、手を組んで腕を前に上げそのまま、組んだ手を外側に回します。ちょうど手のひらを前に向ける形です。 そして、そのまま下にゆっくりと下ろしていきます。

この時、注意する点はとしては、無理に伸ばしたり、勢いをつけないで下さい。かえって三角筋を痛める原因になります。